良い精子と悪い精子。その違いは何か?

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はじめに

男性不妊を考える上で、「良い精子」「悪い精子」という表現が使われることがあります。
しかし、多くの人がイメージで判断しており、医学的な基準を正しく理解していないケースも少なくありません。
本記事では、精液検査の指標をもとに、良い精子と悪い精子の違いをわかりやすく解説します。


良い精子・悪い精子の基準は「WHOの精液基準値」

精子の良し悪しは、世界保健機関(WHO)の精液所見基準によって判断されます。
良い精子とは、この基準を満たす精子のことを指し、基準を下回る場合は受精能力が低下しやすくなります。

主な評価項目は以下の5つです。

・精液量
・精子濃度
・運動率
・前進運動率
・正常形態率

それぞれの項目ごとに、良い精子と悪い精子の違いを詳しく見ていきます。


1. 精液量の違い

良い精子
・1.4ml以上(WHO基準)
十分な量の精液があることで、精子が女性の体内で移動しやすくなります。

悪い精子
・1.3ml以下
精液量が少ないと、運動しやすい環境が整いにくく、受精率が低下します。


2. 精子濃度の違い

良い精子
・1mlあたり1,600万以上
より多くの精子が卵管に到達できるため、受精の確率が上がります。

悪い精子
・1mlあたり1,600万未満
精子の数が少ないと、卵子にたどり着く精子自体が不足します。


3. 運動率の違い

良い精子
・運動率(動いている精子の割合)が42%以上
精子が積極的に動くことで、卵子へ向かう力が高まります。

悪い精子
・42%未満
動かない精子が多いと、卵子まで到達できません。


4. 前進運動率の違い

精子は「動いているか」だけでなく、「前に進めているか」が非常に重要です。

良い精子
・前進運動率(まっすぐ進む精子の割合)が30%以上
卵子へまっすぐ向かう能力がある精子が多い状態です。

悪い精子
・30%未満
その場で回る、弱々しく動くといった精子が多く、受精能力が下がります。


5. 正常形態率の違い

形が正常かどうかは、精子の質を最も正確に示す指標の一つです。

良い精子
・正常形態率が4%以上
一見少なく感じますが、精子はもともと奇形が多く、4%以上あれば正常とされます。

悪い精子
・4%未満
頭部が大きすぎる、尾が二つあるなど、形に異常がある精子が増えます。
形態異常が多いと、受精能力・DNAの質にも影響します。


DNAの質も「良い精子」と「悪い精子」を分けるポイント

精子は運動率や濃度だけでなく、内部のDNAの質も重要です。
DNAの損傷が多い精子は、受精しても受精卵が育ちにくい傾向があります。

DNA損傷を悪化させる要因は以下の通りです。

・喫煙
・過度な飲酒
・ストレス
・肥満
・高温環境
・精索静脈瘤
・加齢

これらの改善は3か月続けることで精子に反映されます。


まとめ:良い精子とは「受精できる力のある精子」

良い精子とは、
・数が十分にあり
・しっかり前に進み
・形が整っていて
・DNAが傷ついていない
精子のことです。

これらはすべて医学的な検査で評価できます。

逆に、悪い精子とは、
・数が少ない
・動きが弱い
・形が異常
・DNA損傷が多い
など、受精能力が低下している精子です。

生活習慣や体質によって変わる部分も多いため、
改善したい場合は、食事、睡眠、運動、禁煙などを3か月以上続けることが効果的です。