包茎手術と聞くと、多くの男性がまず思い浮かべるのは「痛そう」「怖い」「恥ずかしい」という感情ではないでしょうか。
実際、手術そのものよりも、手術台に横になっている数十分間、頭の中で何が起こっているのかは、なかなか表に出てこないリアルな部分です。
今回は、包茎手術を実際に経験した20人の男性に、「手術中、何を考えていましたか?」という質問をしました。そこから見えてきたのは、痛み以上に人間らしい不安、後悔、そして妙な冷静さでした。
最も多かったのは、「本当に来てしまった」という現実を噛みしめていた、という声です。
診察室までは勢いで来たものの、手術台に横になり、消毒が始まった瞬間に「もう後戻りできない」と強く実感したという人は少なくありませんでした。中には「逃げ出したい気持ちと、ここまで来たんだからやるしかないという諦めが同時にあった」と語る人もいます。
次に多かったのが、「今、医師や看護師は何を考えているんだろう」という、意外にも冷静な思考です。
自分の陰部が医療行為として扱われている状況に、最初は強い羞恥心を覚えつつも、「向こうからすれば日常なんだろうな」「今日何人目なんだろう」と、客観的に考えて気を紛らわせていたという声が多く聞かれました。
また、「麻酔がちゃんと効いているか」ばかり気にしていた、という人も非常に多いです。
チクッとした感覚があるたびに、「今のは痛み?それとも気のせい?」と頭の中で確認作業を繰り返していたという体験談は、ほぼ全員に共通していました。
実際の痛みよりも、「これから痛くなるかもしれない」という想像が、一番のストレスだったという意見もあります。
中には、全く別のことを考えて現実逃避していた人もいます。
「今日の晩ごはん何にしよう」「仕事のメール返したかな」「このあとコンビニ寄れるかな」といった、日常的すぎる思考に自分でも驚いた、という声もありました。
これは緊張状態にある人間の防衛反応とも言え、頭が無意識に“安全な話題”へ逃げている状態だと考えられます。
一方で、過去のコンプレックスを振り返っていた人も少なくありません。
学生時代の温泉や修学旅行、パートナーとの関係、見えないところで感じ続けてきた劣等感や不安を、手術中に思い出していたという人もいました。
「もっと早くやっておけばよかった」「悩んでいた時間は何だったんだろう」と、後悔と同時に区切りを感じていた、という声は印象的です。
手術の後半になると、「もう終わる」「早く終わってほしい」というカウントダウン思考に入る人が多くなります。
時計が見えなくても、「たぶん今、半分くらい」「あと少しのはず」と勝手に予測しながら、ひたすら耐える時間だったという感想が目立ちました。
そして、手術が終わった直後に多くの人が考えていたのは、「あ、終わった」「意外といけた」という安堵感です。
想像していた最悪の事態は起こらず、「もっと早く決断してもよかったかもしれない」と感じた人も少なくありませんでした。
包茎手術中に何を考えていたか、という問いの答えは、人それぞれです。
しかし共通していたのは、痛みよりも、決断するまでの不安のほうがはるかに大きかったという点でした。
この体験談は、包茎手術をすすめるためのものでも、否定するためのものでもありません。
ただ、「手術中はどんな感じなのか」「人はそのとき何を考えているのか」を知ることで、漠然とした恐怖が少し具体的になる。それだけでも、心の負担は軽くなるはずです。
※本記事は体験談をもとにした一

